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為替レートとは、どのように決まるのでしょうか。

一般に、為替の強さは国の通貨の強さだと言われますが、

通貨の強さとは、そもそも何を意味するのでしょうか。

 

通貨の強さとは、その通貨単独の強さと言うものは存在せず、

通貨ペアで考えて、どちらがどのくらい強いのか、

また、それが為替レートにどのように反映されるかによって

決定されるのです。

 

つまり、二つの国の通貨、

もしくはどこかを経由する三つの国の通貨を見なくては、

為替レートの成り立ちは理解できないのです。

 

一般に為替の動きに影響があるものとして、

貿易収支」、「地域紛争」、「経済指標の発表」、

国家元首もしくは重要な人物の政治的発言」、「金利の変動」、

景気の動向」、「中央銀行の市場への介入」、「株価」、「災害

などがあげられます。

 

特にこの中でも、貿易収支は、

如実に2国間の関係を見ることができるものでもあります。

貿易収支は、ある国に対する輸出額から、

その国から輸入する額を差し引いた値です。

これがいつでも黒字であればよいのではなく、

長期間にわたって巨額の黒字を続けているならば、

2国間の貿易摩擦を生み、国同士の関係も悪化します。

 

このように二つの国の関係だけを見ればよいのかと言うと、

そうではありません。

大抵の国が、自国の通貨をアメリカドルに換算することで、

貨幣価値を測ることが多いのと同じく、

アメリカドルを介在として外貨取引が行われることも多いのです。

 

つまり、日本でも南アフリカランドを購入することができ、

南アフリカランドと日本円の通貨ペアでの外貨取引が行えますが、

実際には、南アフリカランドと日本円の直接の取引は

それほど多く行われているわけではなく、

南アフリカランドとアメリカドル、アメリカドルと日本円の

二つの通貨ペアを掛け合わせることで、

南アフリカランドと日本円の取引が成立しているのです。

 

このようにアメリカドルを介在して取引を行う通貨ペアが

非常に多いので、

取引する2国間の関係だけでなく、アメリカとの関係、

アメリカドルとの関係をきちんと把握しておく必要があります。

 

また、アメリカドルの次に流通量も多く信頼度も高いユーロも

外貨取引に影響を与える存在であります。

アメリカドルと日本円の関係を見るときにも、

ユーロを介在していなくても、

アメリカドルや日本円に影響を与えますので、

ユーロの状況も把握しておく方が、

より正確な為替レートの予測や判断ができるようになるでしょう。