為替の動きを予想するときに、

チャートの動きから予想をする「テクニカル分析」と、

動きの原因から予想する「ファンダメンタルズ分析」がありますが、

このどちらかだけの分析をしているなら、

為替の動きを正確に予測することは不可能です。

 

長期的な展望ではなく、目先の動きを予測するときや

利益確定のラインを考えるときには

テクニカル分析が非常に役に立つのです。

 

エントリーの時期の観点からみるならば、

為替の大きな流れや方向性をファンダメンタルズ分析で理解し、

タイミングをテクニカル分析で計っていくのも正攻法です。

 

具体的な例をあげると、金融政策や経済指標の発表などから

ファンダメンタルズ分析で円高アメリカドル安を確信したら、

テクニカル分析で、サポートラインを下回った時に

「買い」の注文をエントリーしよう、などと、

両方の分析手法を適時組み合わせることで、

より正確で利益を見込める取引が可能になります。

 

また反対に、テクニカル分析を行った結果、

まだ自分が思うシグナルが出ていないので、

シグナルを確認するまでは注文するのを控えようと

判断することもできるのです。

 

この場合のシグナルとは、

自分で決めた売買のサインを意味します

取引と関係ない時に、またポジションを保有していないときに

冷静にシグナルを決めておくことで、

チャートの動きや、ファンダメンタルズ分析に振り回されずに

機械的に「売り」や「買い」の注文を出すことができるのです。

機械的に注文をすることで、

感情に流されたリスクの高い取引や、

損切りの手おくれなどを防ぎます

 

全体的にみると、テクニカル分析は7割、

ファンダメンタルズ分析は3割の比率で組み合わせます。

テクニカル分析の中で、「テクニカル指標」と呼ばれるものがあります。

この「テクニカル指標」とは、多くの投資家たちがチャートを見て

同じところで同じ予想を立てることです。

 

チャートと言うものは一人一人異なるものではなく、

皆が同じ時間に同じチャートを見ますので、

テクニカル分析も同じ結果になることが非常に多いのです。

 

つまり、ほとんどの人が同じ予想を立てることも少なくないのです。

多くの投資家たちの声に支持される「売りどき」「買いどき」

もしくは「保有すべきとき」「もっと待つべきとき」を

テクニカル指標と呼ぶのです。

 

投資家たちが動くと、それらも為替のチャートに反映されます。

つまり、チャートから読み解く投資家たちと

投資家たちの声で動くチャートの相互関係とも言えるのです。