移動平均線を効果的に使うには、

1本だけを引くのではなく、何本かを組み合わせて使います。

5日移動平均線だけでなく、25日移動平均線、200日移動平均線と、

短期、中期、長期のそれぞれのスパンでの

移動平均線を表示させると、トレンドがより明確になります。

 

例えば、同時に表示させることで、

長期的なトレンドは上昇トレンドだが、

短期的にみると下降トレンドなので

今、「買い」時かなどと、判断することができるのです。

 

また、強い上昇トレンドのときには、

上から5日移動平均線、25日移動平均線、200日移動平均線と

きれいに3本が並ぶこともポイントです。

このようにきれいに並んだときは、

間違いなく上昇トレンドにいると判断できます。

 

反対に強い下降トレンドのときには、

上から200日移動平均線、25日移動平均線、5日移動平均線と

きれいに右肩下がりに線が並びます。

これも、下降トレンドにいることを証拠づけることになります。

 

レンジ相場のときは、この5日移動平均線と25日移動平均線、

そして200日移動平均線が何度も交差をして

複雑に絡み合います。

 

このように期間のスパンに分けた移動平均線を表示することで、

より偏りのないテクニカル分析を行うことができます。

 

このように、上手に使うと非常に役立つアイテムである

「移動平均線」ですが、短所もあります。

 

移動平均線は、

単純にその日数分の終値の値を平均していますので、

急激な動きや突発的に見せる動きには影響を受けにくいです。

偏った判断をしないためには、とても優れた特徴ですが、

急激に変動するときにおいても、

過去の値を平均した穏やかな変動となって現れますので、

反応が遅くなってしまうことがあります

 

このような短所を補う線として、

単純に日数分を足していく平均線(SMA・単純移動平均線)ではなく、

より近い日に比重をかけて足していくEMAつまり

「指数平滑移動平均線」と呼ばれるものもあります

 

急激な反応に対応する場合は「指数平滑移動平均線」、

大まかなトレンドを見るためには「単純移動平均線」

を利用するのが、より正確なテクニカル分析に近づきます。

 

もちろん、これらのラインも万能ではありません。

全てのことには例外があるのと同様、

移動平均線によるテクニカル分析にも例外があり、

予測がつかない事態も起こり得ます。

 

テクニカル分析7割、ファンダメンタルズ分析3割の

原則を頭に入れて、

自分が立てた予想に固執しない柔軟な予想と

確固たる裏付けのある外貨取引の分析を行いましょう。