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n番目の項=(n-2)番目の項+(n-1)番目の項

前の二つ項の和が新しい項になるフィボナッチ数列、

つまり0、1、1、2、3、5、8、13、21、・・・

と続くこの数列を為替のチャートに応用したのが、

フィボナッチリトレースメント」と呼ばれるテクニカル分析です。

 

「フィボナッチリトレースメント」は、チャートの転換点を示す

テクニカル分析の手法で、例えば、上昇トレンドがどこまで続くか

また、下落が始まったら、どこで下落が収まるのかを

知ることができます。

 

フィボナッチリトレースメントをチャート上に表示させるには、

二つのポイントを自分で決定することから始めます。

この二つのポイントとは、

過去の節目となるチャートの転換点や、

現在示しているより一つ前のトレンド相場の中の高値と安値など、

何らかの特徴を示す二点であれば、何でも大丈夫です。

 

このように何らかの特徴を示す二点を選択すると、

画面上にその二点を0%と100%とする水平な線が何本か表示されます。

この0%と100%の間に見える水平な線は、

38.2%と61.8%のところに引かれることが多いです。

これは、利用するFX会社のチャートによって異なることもあります。

 

この38.2%と61.8%は、フィボナッチ数列の黄金比も言われています。

フィボナッチ数列において連続する二項を割った値、

つまり(n-1番目の項)÷(n番目の項)がnが大きくなるほど

0.618に近づいていくので、これを「黄金比」とよび、

人の目からバランスがとれた美しく感じる割合としています。

 

この黄金比は、(n番目の項)÷(n-1の項)でも1.618とあらわされ、

どちらを分子あるいは分母にしても、1:1.618もしくは0.618:1が

バランスのとれた美しい数になります。

 

この数字は古代より研究し、知られていた値で、

ギリシャのパルテノン神殿やエジプトのピラミッドなどの建造物、

名刺の縦と横の比などの日常目にする物、

また、巻貝や葉っぱの形状などの自然界の生き物など

多くのものの中に存在する比もしくは数字でもあります。

この比を元につくられたものや、この比にある自然のものを見ると

人間は「美しい」と直感的に感じると言われています。

 

この黄金比である0.618と1から0.618を引いた0.382を用いて、

特徴のある二点の間に線を引くことで、

チャートの転換点を知ることができるのです。

また、チャートをより見やすくするように、

黄金比以外の補助線が

いくつか加えられているFX会社のチャートもあります。

 

どのように黄金比とフィボナッチ数列を用いて

チャートの転換点を知るのかについて、見ていきましょう。