チャートにいろいろな線を表示して取引の参考にする、テクニカル分析。

その中で最も多くの情報を表示するのは、一目均衡表といえるかもしれません。

トレンド系テクニカル分析のひとつで、その名が示す通り日本生まれのテクニカル分析です。

まずは見てみましょう。 

 一目均衡表 1

5本の折れ線グラフのような線で構成されているのがわかるでしょうか。

緑のものを「転換線」、青いものを「基準線」、

オレンジのものを「先行スパン1」、赤を「先行スパン2」、ピンクを「遅行線」、

オレンジや白で塗りつぶされた部分を「雲」と呼びます。

 

一目均衡表は、おもにローソク足の高値、安値を使って、この複雑な図を作り上げますが、

基本的な見方は意外と簡単です。

 

ローソク足と雲の位置からトレンドを見る

一般的にローソク足が雲より上にある時は上昇トレンド、

雲より下にある時は下降トレンドといわれています。

雲はトレンド転換のポイント。

そこで「抵抗帯」とも呼ばれます。

雲の厚さは相場の抵抗の強さを表しており、

厚ければ厚いほど、相場の反転は難しいとされています。

雲を突き抜けたらトレンド転換のサインです。

 

転換線と基準線の位置関係

基準線は中期のトレンドを表す線で、転換線は短いトレンドを表す線とも言えます。

このことから、移動平均線のような見方ができ、

上昇トレンドである上向きの基準線を転換線が下から上に抜けたら上昇トレンドの発生、

逆に下向きの基準線を転換線が上から下に抜けたら、下降トレンド発生とされます。 

また、この基準線、サポートやレジスタンスとして機能するとも言われ、

ローソク足が上にある時はサポートライン、

下に抜けたときはレジスタンスとなることもあります。

 

遅行スパンの位置からトレンドを見る

遅行スパンは当日の終値を26日前にさかのぼって表示したものです。

たったそれだけのものですが、もし、遅行スパンが26日前のローソク足を上回るときは、相場が強気であるといわれ、反対に下回るときは相場が弱気であると判断されます。

 

雲のねじれ

また、チャートの中に2か所の雲のねじれがあります。

抵抗が薄くなっているという見方もできますが、雲のねじれの付近ではトレンドの転換が起こりやすいとされています。

雲は2つの先行スパンからつくられているので、26日先まで表示されます。

このことから、この一目均衡表は未来予想が可能とされています。

 

多くの情報があり、未来予想ができる一目均衡表。

奥が深く、まだまだ多くの分析をすることができます。

まずは、基本的なところから確かめていきましょう。