「弱り目に祟り目」という言葉があります。

徹底しているはずの損切りを何かの拍子でうっかり忘れてしまい、

そんな時に限ってもし為替が逆の方へ大きな動きを見せてしまったら・・・。 

考えたくもないケースですが、現実に起こらないとも限りません。

 

24時間取引ができるFXですが、逆を言えば24時間為替は動き続け、

週の取引終了の土曜日までは休みを知りません。

気がついた時には含み損は天井知らずに膨らんで、気がついたら身ぐるみはがされ・・・。

考えただけでぞっとします。

 

が、FXではそんなことにはなりません。

預け入れた資金以上の損失が出ないように

ちゃんと「強制ロスカット」システムがあります。

これは「自動ロスカット」とも呼ばれ、

一定以上の含み損を抱えたポジションを自動で反対売買することによって決済するシステムです。

FX会社によって基準は様々ですが、たいていの場合「ロスカットルール」という形で、

取引口座を開設する際の書類やウェブサイトで掲載されているので

一度目を通しておくといいかもしれません。

 

ここでは初期設定で証拠金維持率が50%を割り込むと自動ロスカットが発動される

「マネックスFXプレミアム」を例にお話ししてみましょう。

証拠金維持率は「実行証拠金」÷「建て玉必要証拠金」で計算できます。

(「実行証拠金」=「預託証拠金」-「含み損益」)

 

少し耳慣れない言葉が出てきたのでわかりやすく説明します。

10万円を口座に預け入れて(=預託証拠金)USD/JPYを1万通貨買ったとします。

しかし含み損がみるみる増えて7万円となりました。

この差は3万円(実行証拠金)

1ドル100円の時1万通貨買うのに必要な証拠金はマネックスFXプレミアでは

4万円(建て玉必要証拠金)。

この場合以下のようになります。

(10万円-7万円)÷4万円=75%

自動ロスカットまで、まだ少々あるようです。

しかし含み損が膨らんで実行証拠金が2万円以下となると50%を割ってしまうので、

強制ロスカット」が発動されます。

 

自由な取引を可能とするとともに、損失を限定してくれる非常に親切なシステムですが、

この時、残る金額は2万円ほど。

為替の変動と取引数量によっては預け入れた資金以上の

マイナスを被ることもゼロではありません。

取引数量の管理と損切りの徹底をしていればなかなか縁のない話ですが、過信は禁物。

十分気を付けて取引をしましょう。

 

 

※実際は「自動ロスカット」の前に、多くのFX会社が「アラート」と言って

事前に登録メールアドレスに通知をするシステムを設けています。