編集によって出来る事は沢山ありますが、
最も編集の効果として分かりやすいのがエフェクトです。
エフェクトで最も分かりやすいのは、
動画の色調の反転やモザイク映像でしょう。
他には、シーンの切替時に画面のくるりと回転させるような
映像もエフェクトによる映像効果の一種です。
エフェクトの使いどころは難しいので、
YouTube動画に上がるものの多くが
エフェクトをあまり使っていません。
また、使っているYouTube動画でも、
これをきちんと使いこなしている動画は少ないです。
エフェクトによって使いどころやタイミングが違いますので、
ここではYouTube動画でよく使われる色調の変化やぼかし、
カット切り替え時のエフェクトについてご説明します。
まず、色調の変化ですが、
ここでは白黒の映像を使って説明します。
上の画像ですが、線路の映像がどこかもの寂しい雰囲気に見えます。
これは白黒の映像が既に過去のものであり、
郷愁を感じさせる映像だからなのです。
そのため、白黒のエフェクトを使うことで、
映像が過去のもののように見えたり、
寂しい雰囲気を醸し出すことが出来ます。
回想シーンや哀しい出来事が起こるシーンで使いましょう。
次に、映像のぼかしです。
上の画像は、夜の風景の映像です。
車や信号、街頭の光がぼやけて映っています。
ぼかしのエフェクトは、
撮影時にピントをずらして作るのが基本ですが、
ある程度は編集の際に後から作ることが出来ます。
映像の中に映したい対象物がない場合や音や会話などに
注目して欲しい時に効果的で、
映像に間を作る意味でも有効です。
また、ぼかしではありませんが、
モザイクなども映像としてはっきり移したくない場合に使えます。
YouTubeの動画の場合、素人が撮った映像に、
他人の顔や敷地が映り込んでしまうことがあったり、
グロテスクな映像などをはっきり映さないために使われます。
YouTubeの動画は全世界に配信される上、
YouTubeの規則でそう言った映像は禁止されているので、
間違っても生の映像のままでグロテスクな映像を映さないで下さい。
また、画面切り替えの効果では、
画面を回転させたり、ページを捲るような映像効果を使えます。
こういった効果は、場面が大きく切り替わるというのを
分かりやすく示す際に使われます。
例えば、
公園のシーンから家のシーンになったり、
急に数日後の話になる時などに使うと、
「大きな変化があった」「舞台が変わる」
というのがわかりやすくなります。
まだまだ動画編集によって出来ることは沢山ありますが、
エフェクトには必ず何らかの意味があります。
その意味をよく理解して、
YouTubeの動画に使っていけるようにしましょう。
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